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2011年度ナノファイバー国際会議「N3M」再びアメリカで開催決定

18.10.2010


2010年8月30日から9月1日の3日間、アメリカ・ノースカロライナ州ローリーにおいて、エルマルコとノースカロライナ州立大学不織布協会の共催により行われたナノファイバー国際会議「N3M」(Nanofibers for the Third Millennium)が来年度も同地で開催されることが決定した。期間は2011年8月29日から8月31日の3日間を予定。本年度のN3Mには大学・研究機関・企業から総勢約200名がローリーに集結し、熱心な研究発表が行われた。そして最終日の9月1日にはエルマルコ・アメリカ支社のショールームが一般公開された。また、この国際会議はナノファイバーを研究する産・学を結び付け、ナノファイバーの商業化を推し進めること目的としている。

「今回の国際会議を通じて、ナノファイバー研究が実験レベルから大量生産レベルでの議論になったことが一番の成果です。」と述べるのはエルマルコ・アメリカ社長ケン・ドナヒュー。

N3Mは本年で3回目の開催であり、エルマルコの本社があるチェコ以外で開かれるのは初めてのこと。エルマルコの創設者であるラディスラフ・マレシュは「不織布協会の協力が得られたことが非常に幸運なことでした。彼らの存在なくしては今回の会議の成功はなかったでしょう。また、エルマルコ・アメリカをローリーに設立することができたのもDr. Pourdeyhimiと彼のチームのお陰であります。今後も彼らの強力なサポートを得ながら、ナノファイバーや高機能テキスタイル発展への環境作りに貢献したいと考えております。」とコメントした。

また、不織布協会のエグゼクティブ・ディレクターDr.Behnam Pourdeyhimiは、「不織布協会は基礎科学・新製品開発のアイデア・産業界のリーダーの3者を結び付ける役割を担っています。エルマルコ社とN3Mを共催できることは非常に喜ばしいことであり、再びこのアメリカで開催されるということに、マレシュ氏をはじめ彼のチームに感謝の意を表します。」と述べている。

このN3Mの実行委員には産・学両界からのキー・プレイヤーが名を連ねている。まず、エレクトロスピニングの最高研究機関アクロン大学およびイリノイ大学シカゴ校、そして産業界からはFlanders、 Freudenberg Nonwovens、 Hollingsworth 、Vose、Donaldson 、Pall、 Millipore、 Ahlstrom、Cummins Filtration。さらには最近2,000万ドルをかけてヴァージニア州リッチモンドにリチウムイオンバッテリー用セパレータの工場を建設したDuPontも参加した。

「本会議の成功により、市場的にも技術的にも急成長を遂げているナノファイバー産業においてノースカロライナとノースカロライナ州の優位性が証明されたと思います。ノースカロライナは古くから繊維産業の中心であり、会議において発表された最先端の研究によってもこの重要な産業のリーダーシップを担っていることが再確認できました。」と述べるのはローリー商工会議所のプロジェクトマネージャー、ウェイン・ワトキンス氏。

また、ノースカロライナ商務局科学技術部門部長のジョン・ハーディン氏は、「従来よりノースカロライナは高機能テキスタイル分野を牽引し続けてきました。また高機能テキスタイルは医薬品、バッテリー、自動車部品等の発展において今後キーとなる商材です。再びN3Mがこの地で開催されるということはノースカロライナ州立大学にもリサーチ・トライアングル・パークにとっても有益であり、さらには繊維産業の発展にも貢献すると期待しております。」コメントした。

N3Mのウェブサイトはこちら: www.nano3millennium.com.

■エルマルコについて

エルマルコは量産型ナノファイバー製造装置を製造・販売するパイオニア企業。業界をリードする企業・大学・研究機関との連携により現在の成功に至る。エルマルコ独自の特許技術「ナノスパイダー」によって簡便な操作性、拡張性、モジール性、柔軟性が実現され、高品質なナノファイバーの製造が可能となった。さらに、立地条件が良いことから流通や技術の知識を生かし、半導体産業を視野に入れた装置とサブシステム向けに、高コストパフォーマンス且つ高性能な製造アウトソーシングサービスを提供している。本社はチェコ共和国のリベレッツにあり、2つの営業拠点は東京とアメリカのローリーにある。従業員数は全世界で約250人、そのうち研究開発員は45人。

さらに詳しい情報はこちらまで:www.elmarco.com.                             

 

■ノースカロライナ州立大学不織布協会について


不織布協会(NWI)はエンジニアリング・ファブリックの学際的研究を行う世界初の産学官協同公認機関。次世代不織布アプリケーションを研究する人材を産業界・学術界から採用するほか、この分野の今後を担う人材の育成や指導も行う。また1991年にアメリカ国立科学財団(NSF)が設立した5つの「州立産学連携研究センター(State-I/UCRC)」のうちのひとつ、不織布協同研究センター(NCRC)の本拠地でもある。


また、不織布および不織布関連業界に研究、教育、製品開発、実験場所等のサービスを提供している。協会の所有する最先端の施設には繊維、ファブリック、ポリマーの研究室が備わっており、さらには複合繊維、カーディング、クロスラッピング、ニードルパンチ、ハイドロエンタングリング、サーマルボンド、スパンボンド/メルトブローン/カーディング・ウェブコンポジットに対応したスパンボンド、メルトブローン用パイロットラインを有する。そして分析センターでは企業から依頼された様々な条件に基づき、素材の分析評価を行っている。

メールアドレス:nonwovens@ncsu.edu.